ことばのわ

訓練の種類

29 種類の訓練

文字・単語・文の3段に、やさしい名前と臨床名を並べています。出るもの、答えるもの、判定方法まで一覧で確認できます。

ごはん?たべる

をにがで

あてはまる言葉をえらぶ

文レベルの課題(助詞補完)の画面

この一覧の読み方

出るものと、答えるもの。それだけ書いてあります。

  • 形式

    「絵 → 声」のように、左が画面に出るもの、右が答えるものです。何をする課題かがこれだけで読み取れます。

  • 臨床名

    呼称・聴覚的理解といった臨床の呼び名を併記しています。利用者に見せる出題画面には出しません。

  • 判定

    選ぶ・ならべる課題は自動で判定します。声に出す課題は、そばにいる方またはご本人が ×○ を押します。

並びと呼び名は臨床の訓練体系に合わせていますが、課題そのものは対象を 選びません。こどものことばの支援・介護の場でのことばの活動・日本語学習にも、 同じ課題をそのままお使いいただけます。

文字のくんれん2 種類

かな 1 文字を見分けたり、えらんだりします

文字を見分ける

絵を見て、言葉に足りない かな をえらびます

  • りんごの絵カード

    はじめの音はどれ?

    りかとな

    はじめの文字

    語頭音弁別絵 → はじめの文字自動で判定

    絵を見て、その言葉が何の音で始まるかを、並んだ文字の中から選びます。語頭音が取り出せるかを見る、いちばん手前の課題です。

  • りんごの絵カード

    ?んご

    りまたこ

    文字の穴うめ

    文字補完絵と読み → ぬけた文字自動で判定

    「○んご」のように 1 文字だけ抜いた読みを見せ、抜けた文字を選びます。絵が手がかりとして一緒に出ます。

単語のくんれん21 種類

1 つの言葉を、聞く・読む・言う・思い出す・書く

言葉を声に出す

絵や文字、聞こえた音を手がかりに、ことばを声に出します

  • 傘の絵カード

    これは何ですか?

    × 言えなかった○ 言えた

    名前を言う

    呼称絵 → 声人が ×○ を押す

    絵を見て、名前を声に出して言う定番の絵カード課題です。動詞・形容詞では短い穴あき文、その次に語頭から 1 文字ずつヒントを開けます。

  • 時計

    声に出して読んでみましょう

    声に出して読む

    音読文字 → 声人が ×○ を押す

    表示された言葉を声に出して読みます。ふりがなの有無は利用者ごとの設定で切り替えられます。

  • 聞いて、繰り返す

    まねして言う

    復唱音声 → 声人が ×○ を押す

    音声を聞いて、同じように言います。1,200 語以上のすべてに音声があり、抑揚は 1 語ずつ実測して整えています。

言葉を思い出す

お題や手がかりから、自分で言葉を引き出します

  • やさい

    • にんじん
    • トマト
    • キャベツ

    3 語 言えました

    なかまの言葉を思い出す

    語想起(カテゴリー流暢性)お題 → 声人が ×○ を押す

    「やさい」などのお題で、思いつく言葉を挙げていきます。言えた数を数えて記録します。呼称はできても会話で言葉が出てこない方に向けた課題です。

  • あかさた

    「か」ではじまる言葉

    • かさ
    • かお
    • かみ

    その音ではじまる言葉

    語想起(語頭音流暢性)はじめの文字 → 声人が ×○ を押す

    五十音表から選んだ 1 音で始まる言葉を、思いつくだけ挙げます。意味ではなく音から言葉を引き出します。

  • りんご→ご…

    絵でしりとりをつづける

    語想起・しりとり(絵)言葉 → つづく絵自動で判定

    前の言葉のおしまいの音に続く絵を選んでつなげます。しりとりの形なので、遊びとして取り組めます。

  • めがね→ね…

    ねことけいかさいぬ

    言葉でしりとりをつづける

    語想起・しりとり(語)言葉 → つづく言葉自動で判定

    同じしりとりを、選択肢が文字の言葉になった形で行います。絵を介さないぶん、読みの力も一緒に使います。

聞いて言葉をえらぶ

聞こえたことばに合うものをえらびます

  • 聞いて絵をえらぶ

    聴覚的理解(絵)音声 → 絵自動で判定

    聞こえた言葉に合う絵を、並んだ絵の中から選びます。誤答を同じカテゴリーから出すか、いろいろなカテゴリーから出すかを選べます。

  • いぬねこくるまほん

    聞いて言葉をえらぶ

    聴覚的理解(語)音声 → 言葉自動で判定

    同じ課題を、選択肢が文字の言葉になった形で行います。絵が分かるのに文字だと落ちる、といった違いが記録に残ります。

  • 「いぬ」と「いす」

    聞き分けて絵をえらぶ

    音韻弁別(絵)音声 → 絵自動で判定

    「いぬ」と「いす」のように 1 音だけ違う言葉の中から、聞こえたほうの絵を選びます。音の細かい聞き分けを見ます。

  • いぬいす

    聞き分けて言葉をえらぶ

    音韻弁別(語)音声 → 言葉自動で判定

    同じ聞き分けを、選択肢が文字の言葉になった形で行います。

読んで言葉をえらぶ

文字を読んで絵を、絵を見て言葉をえらびます

  • めがね

    読んで絵をえらぶ

    読解(絵)文字 → 絵自動で判定

    書かれた言葉を読んで、合う絵を選びます。声を出さずに取り組める課題です。

  • めがねの絵カード
    めがねとけいでんわかさ

    絵に合う言葉をえらぶ

    語–絵マッチング(語)絵 → 言葉自動で判定

    絵を見て、合う言葉を選びます。呼称が難しい方でも、選ぶ形なら意味が分かっていることを確かめられます。

言葉の意味をつなぐ

同じなかまか、関係があるかを考えてえらびます

  • なかまでないのは?

    ちがう絵さがし

    仲間はずれ(絵)いくつかの絵 → ちがう絵自動で判定

    ほかと仲間が違う 1 枚を選びます。言葉そのものではなく、意味のまとまりを扱う課題です。

  • なかまでないのは?

    りんごみかんバナナくるま

    ちがう言葉さがし

    仲間はずれ(語)いくつかの言葉 → ちがう言葉自動で判定

    同じ課題を、選択肢が文字の言葉になった形で行います。

  • たべもの

    お題の絵さがし

    カテゴリー分類(絵)お題 → なかまの絵自動で判定

    「たべもの」などのお題に合う絵を選びます。お題は語彙のカテゴリーから作られます。

  • たべもの

    パンとけいくつほん

    お題の言葉さがし

    カテゴリー分類(語)お題 → なかまの言葉自動で判定

    同じ課題を、選択肢が文字の言葉になった形で行います。

  • かさ

    関係があるのは?

    あめごはんいぬつくえ

    関係のある言葉をえらぶ

    意味連想言葉 → 関係のある言葉自動で判定

    「傘」から「雨」のように、仲間は違うがつながりのある言葉を選びます。連想でことばの網を広げます。

  • 大きい

    反対の言葉は?

    小さいあついたかいはやい

    反対の言葉をえらぶ

    反対語言葉 → 反対の言葉自動で判定

    「大きい」から「小さい」のように、対になる言葉を選びます。

言葉を書く

絵を見て、かなをならべたり五十音表からえらんだりします

  • りんごの絵カード
    んりご

    文字をならべる

    書字(仮名配列)絵 → かなをならべる自動で判定

    絵に合わせて、渡された文字のタイルを並べて言葉を作ります。使う文字が決まっているぶん、書字の入口として取り組みやすい課題です。

  • いぬの絵カード
    いぬ
    あいうえおなにぬねの

    五十音表から字をえらぶ

    書字(選択書字)絵 → 五十音表でつづる自動で判定

    絵を見て、五十音表から 1 字ずつ選んで言葉をつづります。手が使いにくい方でも書字の課題に取り組めます。

文のくんれん6 種類

文で聞いて答えたり、言葉をならべて文を作ったりします

このうち助詞補完・語順・文の正誤判断・Wh 質問の 4 つは、401 文の例文から出題します。

文をきいてこたえる

しつもんに答えたり、言われたとおりに押したりします

  • りんごは たべものですか?

    いいえはい

    しつもんに はい・いいえでこたえる

    はい・いいえ応答しつもん → はい か いいえ自動で判定

    「りんごは食べ物ですか?」のような質問に、はい か いいえ で答えます。2 択なので、言葉が出にくい方でも意思を返せます。

  • 「台所で 手を あらいました」

    どこで あらいましたか?

    台所にわ

    文をきいてこたえる

    文の聴覚的理解(Wh)文と質問 → 言葉自動で判定

    文を聞いたあと「どこで洗いましたか?」のような質問に、並んだ言葉の中から答えます。単語ではなく文のまとまりを保持できるかを見ます。

  • 小さい 赤い 丸を おしてください

    言われた図形をおす

    口頭指示の理解(要素指示)指示 → 図形自動で判定

    「小さい赤い丸をおしてください」と聞いて、色・形・大きさの図形から選びます。指示に含まれる要素の数で難しさが上がります。

文を組み立てる・たしかめる

助詞をえらんだり、言葉をならべて文にしたりします

  • ごはん?たべる

    をにがで

    あてはまる言葉をえらぶ

    文の「てにをは」をえらぶ

    助詞補完ぬけた文 → 助詞自動で判定

    「ご飯○食べる」の抜けた助詞を選びます。単語は言えるのに文にすると崩れる、という場面に向けた課題です。

  • たべるごはんを

    ↓

    ごはんをたべる

    言葉をならべて文にする

    文構成(語順)ばらばらの言葉 → 文自動で判定

    ばらばらの文節を並べ替えて文を作ります。日本語として通る並びであれば正解になります。

  • ぼうしは あしに はく

    × ちがう○ 合っている

    文が合っているか答える

    文の正誤判断文 → ○か×自動で判定

    「帽子は足にはく」のような文に ○ × で答えます。作らずに判断するので、文の理解だけを取り出して見られます。

どの訓練にも共通して

出し方は、その人とその場で決められます。

  • 出題元をえらぶ

    すべての言葉から・カテゴリー別に・自分で組んだデッキから・間違えた言葉だけの復習から。復習は訓練の種類ごとに分かれています。

  • 難しさと品詞をえらぶ

    やさしい・ふつう・むずかしいの組み合わせと、名詞・動詞・形容詞の別。その品詞では課題として成立しない訓練は、理由を添えて選べない表示になります。

  • 問題数と順番をえらぶ

    問題数と、出す順番(ランダム / 登録した順)を決められます。設定は訓練の種類ごとに覚えていて、次に開いたときの既定値になります。

  • 1 問ごとに記録される

    正解・不正解は 1 問ずつ自動で保存されます。途中で終えても記録は残ります。

どの課題をどれだけ行うかは、担当の言語聴覚士など専門職の方の判断に従ってください。ことばのわは訓練の実施と記録を支援する道具であり、訓練の計画や適否を判断するものではありません。

まずは 1 回、やってみる。

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